引き続き緊迫するコロナをめぐる状況のために、パンデミックに対する有効な衛生上の措置は、今なお重要で他に選択肢のないテーマです。その際に、学校の教室、老人ホーム、ホテルまたはフィットネスクラブにとって、短い時間でSARS-Cov-2ウイルスを無害にする滅菌装置はなくてはならないものです。ウイルスを撲滅するのにUV-C光線をご利用になれます。その際に重要になるのが、装置が正しい線量を使用しているということです。すべての装置がそうすることができるわけではありません。指導的な検査施設としてVDEインスティチュートは、装置の滅菌の有効性を検査し、メーカーに適切なサービスを提供します。UV-C装置に関しては滅菌の有効性が、WHOのモデルに基づいて標準的な光計測と決定論的評価手続きを利用して検査されます。VDEは、このコンセプトに関してはコロナに対して使用される滅菌装置を検査できる唯一の提供者です。
すべての装置が適しているわけではありません:正しい線量が問題となります
「VDEの検査報告書や特性証明書は、滅菌装置のメーカーに、その装置がコロナウイルスの無害化に成功しているのかどうか、また、病原菌やウイルスや真菌を撲滅するのに装置をどのくらいの間使用しなくてはならないのかといった必要な情報を提供しています」と、VDEの女性の検査専門家であるドラガナ・ズラフコビッチ=ストヤノビッチは説明しています。これは滅菌装置に対する信頼性を高めてくれると思います。同時に、この女性の専門家は、コロナウイルスの撲滅に検査されていないUV-C装置が使用されることに注意を換気しています。ユーザーにとっての危険が大きすぎます。この種の装置ではオゾンが放出される危険が常に存在します。もしこの気体を吸い込むと、健康を損なう可能性があります。
閉鎖システムと自由放射システムの相違
VDEインスティチュートの検査には、したがって、オゾン数値の検査も含まれています。さらに、装置検査は、両方ともが市販されている閉鎖システムにも自由放射システムにも適用されます。その際に、UV-C光線が直接放出されるオープンシステムでは厳しい安全性の規定を遵守するように注意しなくてはなりません。このため、光線がプラスチックなどの敏感な表面に触れる場合にも、光線が直接生物に当たらないようにしなくてはなりません。閉鎖システムでは対照的に直接的な光線は出てきません、空気が光を通して非透過性のシステムを循環します。VDEインスティチュートの専門家は、その上、反射光線が表面反射によって滅菌期間にどの程度の影響を及ぼすのかを検査し、室内の温度と湿気に基準を設けます。「この二つの値が、線量並びに影響時間に影響を与えます」と、女性の専門家は説明しています。
VDEは、さらに、連邦開発協力省(BMZ)およびLESS有限会社(ハレ所在)からの支援を受けて、研究パートナーとしてプロジェクトに参加しています。
フィージビリティ研究の中で専門家は、実際の日常の条件下にある学校、フィットネスクラブ、ホテルでオープンなUV-Cシステムの使用をテストしています。このフィージビリティ研究の目標は、ウイルスを死滅させるのにどの広さのスペースに対してどれだけの時間の間どれだけ数の装置を使用しなくてはならないのかを利用者が具体的に評価できるようにすることにあります。この場合、最新のCOVID変異株も把握されます。研究チームは、UV-C装置のメーカーにとってのフィージビリティ研究と並んで、利用者にとっての従来の消毒剤や暖房費用の節約に関する費用対効果の計算をこれから行ないます。