これまで主に製品のエネルギー効率性を要求してきたエコデザインのガイドラインは、製品の長期使用のための規則によって拡充されました。目標は、製品の使用期間を長くし、これによって電気製品のスクラップ量を著しく減少させるとともに、貴重な資源や気候を保護することにあります。
「捨てるのではなく修理する」がモットーであり、新しいEU指令の背後にある考え方です。新製品はすべて3月1日以降に現在よりも容易に修理できるようになります。例えば、食器洗い機の洗浄アーム、パッキンまたは差し込み用のかごなどの問題のない部品の代用品は、消費者が故障した機器を自分で修理できるように、各製品に応じて、7年、8年または10年間使用できなくてはなりません(これについては以下の表を参照してください)。(例えば、電気部品の交換といった)「独力で」実施できない広範囲な修理が必要となる場合には、直接専門家にご相談ください。新しい指令の目標は、消費者が電気部品を取り寄せて、これによって自分や他の人を危険に晒すことにはありません。