VDE認定のIOT製品
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2022-10-18 Testing + Certification

相互運用性(IOP) - VDEインスティテュートにおける試験と認証

将来的に、ますます多くの機器が相互通信の基本的な機能を備えるようになります。その際大切なのは、これらの機器が同じ言語を使用し、相互運用性があることです。VDEインスティテュートでは相互運用性を試験および認証し、製造元だけでなく、顧客も使用する機器が問題なく相互通信できることを確認します。

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VDE Global Services Japan

VDE Test Suite 2.0によるSmart Home製品の相互運用性試験

製品間IOPと一貫した安全性基準は、Smart Living製品とアプリケーションのマーケティングの基礎です。VDEインスティテュートは、そのようなアプリケーションの包括的な試験および適合性評価サービスを提供しています。クラウドベースのVDE Test Suite 2.0によって、製品の相互運用性のリモートコントロール試験が可能になります。

VDEは、相互運用可能なシステムの標準化に関して協会、エネルギー供給会社および製造業者と協力し、通信テストのための試験システムを提供しています。相互運用性は、さまざまなレベルで利用可能なSmart-Living-ソリューションで満たされる要件です。

  • メーカーアライアンスの共通標準としてのネットワーキングテクノロジー
    - プロトコル標準に準拠した構文上の相互運用性(例えば KNX)
  • 独自のネットワーキングテクノロジーを持つ製造元の閉鎖システム
  • - 必要な製品機能としての構文上の相互運用性(例えば HomeMatic)
  •  ネットワーキングテクノロジーのブリッジのためのゲートウェイベースプラットフォーム
    - クロステクノロジーの構文上の相互運用性(例えばQIVICON)
  •  アプリケーション実装のためのテクノロジーおよびメーカーに依存しないプラットフォーム
    - システム間の意味論的相互運用性(例えばEEBus)
  •  独立した開発者によるSmart Homeアプリケーション実現のためのエコシステムおよびオープンAPIを備えたオープンな統合プラットフォーム
    - 意味論的相互運用性(例えばEclipse SH)

クラウドベースの相互運用性試験プラットフォームによって、機器がEEBus SPINEおよびSHIP規格に準拠しているかどうかの試験が可能になります。以下の図は試験設定の構造を示しています。

VDE研究所のクラウドベースの相互運用性試験プラットフォームでの機器およびシステムの試験
VDE
  • VDEアクセスデバイス(VAD)をインターネットと被試験デバイス(DUT)に接続します。DUTはLANまたはWLANを介してVADと接続することができます。
  • VDEアクセスデバイスをテストポータルに接続します。接続は暗号化されています。
  • その後、ユーザーはブラウザを介してVDE IOPリモートテストポータルで、さまざまなテストシナリオを開始するためにWebアプリケーションを使用することができます。
  • テストのプロトコルはブラウザでリアルタイムでの追跡が可能です。テストが終了すると、詳細ログファイルとHTMLレポートをダウンロードすることができます。
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VDE認定証「相互運用性試験済み」
VDE

通信方法、つまりネットワーク化された機器から送受信されるメッセージは、使用する場合(いわゆるユースケース)によって異なります。したがって、ユースケースのすべての重要なメッセージのデータ形式とメッセージテンプレートは、試験の実装のために定義されています。各機器が試験に合格するかどうかは、あらかじめ定義された特定の評価基準によります。その際、ネットワーク化された機器の送信メッセージが正しいか、また受信メッセージに正しく反応するかがチェックされます。

試験に合格すると、VDEのプロパティ認証書「相互運用性試験済み」が付けられます。

当社の承認マークについてのより詳しい情報はこちらからご覧ください。

VDEインスティテュートは相互運用性についてご説明いたします。

今日、自宅でのタスク割り当てはもはや重要ではありません。 インテリジェントでネットワーク化された家電製品のおかげで、家事は自動で行われるようになります。重要なのは干渉のない通信のみです。当社は、その機能の仕組みをビデオでご紹介します。

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