データ保護の分野におけるVDEインスティテュートの新しい試験規則
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2021-02-18

VDEによって試験されるデータ経済性:プライバシーバイデザインとプライバシーバイデフォルトに対する新しい試験規則

プライバシーバイデザインとプライバシーバイデフォルトは、EU一般データ保護規則の中でしっかりと規定されているために、DSGVOの枠組みの中で新たな意味を獲得しています。VDEインスティテュートは、これに関して通信機能を備える電気製品やシステムのために新しい試験規則を作成しました。

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技術形成(プライバシーバイデザイン)によるデータ保護とデータ保護にとって望ましい事前設定(プライバシーバイデフォルト)によるデータ保護は、2018年5月にEU-DSGVOが発効して以降、EUに住居のある顧客を持つ全ての企業に対して義務付けられています。これらの概念の背後にはデータ経済性の原則があります。通信機能を備える電気製品の開発段階(プライバシーバイデザイン)および保護にとって望ましい工場設定(プライバシーバイデフォルト)に技術的および組織的な措置を早期に講じることで、収集される個人情報は最小限に減少されなくてはなりません。

VDEインスティテュートは、これに関して、2021年1月31日以降適用される新しい試験規則を作成しました。この試験規則は、その際に、プライバシーバイデザインとプライバシーバイデフォルトに関するお客様の装置とシステムの製品の特徴をユーザに対して明示するのをお手伝いします。この時、装置やシステムがプライバシーバイデザインに基づいて開発されたのかどうか、および、この装置やシステムが運転開始の際にデータ経済性の事前設定を備えているのが試験されます。さらに製品のドキュメンテーションと情報の安全性に関する基本的な要件が検査されます。消費者にとってはこの試験規則によって付与される証明書は、注意義務の証明としてまた品質の特徴としてご利用になれます。

新しい試験規則の適用範囲は、以下にあるように広範です:適用範囲は、通信のインターフェースを備えているほとんど全ての電気・電子製品を網羅しています。例えば、洗濯機、掃除ロボットおよび言語アシスタントといったプライベートな分野のスマート家電は、 ビルディングテクノロジー の装置やIoT-装置 (モノのインターネット) と同様に試験することができます。

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